終電間際の電車、酔っ払いの居眠りおじさんにチューハイかけられた話

これは、私がおじさんにチューハイをかけられて、恥ずかしい思いをしたお話です。もし、あなたならどんな対応をしますか?

 

 金曜日の終電近い電車、遅くまでお仕事頑張った人や、飲み会終わりの学生やサラリーマン、多くの人が乗っています。そんな中に私もいました。座席で座っていると隣のおじさんが左右に揺れて私の肩にもたれかかります。お疲れのサラリーマンであろう人だったので、特に文句も言わず、肩を貸していました。

 

私の降りる駅が近づいた時、事件は起きました!

 

 なんと、隣のおじさんは手に持っていたチューハイを私とそのおじさんの座席の間に落としたのです。慌てておじさんはそのチューハイを取ろうとしますが、寝ぼけていたため、逆さまに持ちます。かなりの量が入っていたチューハイは容赦なく座席のシートと私を濡らすのです。おじさんはさらに慌てかばんから拭くものを探しますが、私のお尻はもうびしょびしょ。ハンカチやティッシュペーパーでふいたところでどうにもならないレベル。パンツまで浸透していました。しかもおじさんは何も拭くものが無く、寝ぼけて酔って平謝り。私はもう怒りを通り越して呆れていました。

 

 結局、その人と私は同じ駅だったのですが、特にそこから謝罪されるわけでもなく、逃げるように帰ってしまいました。私のズボンはおもらししたかのようにびしょびしょ。しばらく恥ずかしくて人が立ち去るまでベンチから動けませんでした。雨も降っておらず、ぬれる要素が漏らす以外にほとんど考えられない状況だったので、とても恥ずかしかったです。しばらくしても乾く気配もないので、諦めて、私も帰りました。こそこそと帰る私のみじめさは半端ないものでした。

 

 私はチューハイをかけられて、パンツまでびしょびしょにされたにも関わらず、別にいいですとしか言いませんでした。もし、あの場できれていたら、居合わせた疲れている乗客は不快な思いをしたでしょう。ほとんどの人は問題が起きている状況を嫌います。また、おじさんも疲れはてたサラリーマン。私のように自由に生きているわけではなく、縛られてストレスの中で戦っています。今回は私が我慢することで、彼が怒られずにすむならそれでいいのかもしれないと思いました。

 

 もし、このような状況になった時、あなたならどうしますか?怒りますか?確かに本当に大事な服ならきれていたでしょう。世の中何が起こるかわかりませんね。

 

 電車で居眠りする時は、決して飲み物を手に持たないようにしましょう!